
奇跡の絹糸の話
奇跡の絹糸
2023年5月中旬、旅行で長野に行きました。
子供達が楽しみにしていた忍者村で遊んだり温泉での宿泊を楽しみました。
翌日、どうしても行きたかった岡谷の宮坂製糸所に行きました。
本庄の繭の歴史を見てみると、かつて長野県の岡谷とも様々な取引などが行われていたという事と、
現在、日本で稼働している貴重な製糸所である事で興味がありました。
岡谷と絹糸の歴史や製糸所内も見学させて頂き、
代表の髙橋さんと色々なお話をきかせて頂きました。
とても有意義な楽しい長野県の旅行を終えた翌日、
宮坂製糸所の髙橋さんより連絡がきて驚きました。
「今井さんのいる本庄市内の小学校から繭玉引き取りの依頼が来ました。
こういった依頼は珍しく、さらには今井さんと会った翌日の事で驚いています。」
との事でした。
現在、本庄市内で繭を作っているという事実自体も非常に驚きましたが、タイミングもまさに神でした。
お聞きすると本庄市内の小学校で養蚕の学習授業を行っており、春に一度だけ繭ができるとの事でした。
僕は、全て買取らせて頂きますので、その繭玉で糸にして欲しいですと依頼しました。
この不思議な出来事に宮坂製糸所さまは快く了承して頂きました。
そして、数ヶ月。
本庄産繭玉を長野県岡谷宮坂製糸所で糸にして頂いた巻きが届きました。
11月頭で本庄祇園祭りの前日。綺麗な白い巻き3本でした。
ここでお知らせいたします。
”本庄祭り後のCAP作品の左パネルのW@Fロゴは本庄産絹糸で施しています。
お知らせしていなかったのにはわけがあります。
通常の刺繍糸とは違い、絹糸は細く繊細なので確実に製品化として可能なのかを数カ月かけて実証していました。
繊細で刺繍中糸が切れてしまったりと、普通の刺繍糸よりは工程は難しくなりましたが、素晴らしく綺麗なW@Fを飾っております。
皆様がお持ちの2023年11月以降に製作したCAPのW@Fロゴは、
そんな ”奇跡の絹糸” で飾っております。
そして、今後もね。。






